【南京大虐殺】南京事件は真実か?捏造か?

明治~現代

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日本の歴史を語るうえで避けては通れない南京大虐殺(南京事件)の問題。これまでも散々「諸説あり」には悩まされ、またそれが面白くもあったのですが、南京大虐殺というのは史上最大の諸説ありです。なんといってもその犠牲者の数、なんと0人説から30万人説まで!!

言えるのはもはや証拠不十分で真実や真相は分からないのと、ただ史実としてはあった事になっていますよ、という事。

いやはや…

注釈:本稿はあくまでも中立を心掛けています。歴史認識の違いによる意見は柔軟に聞き入れますが、都合のいい解釈だけをしている方の批判は一切受け付けません。

上海から南京へ

昭和6年(1,931年)の満州事変や翌年に起こった第一次上海事変。昭和12年(1,937年)の盧溝橋事件から第二次上海事変と、日中は宣戦布告がなされないまま戦争状態へ突入しました。

昭和12年(1,937年)8月13日に始まった第二次上海事変で、日本軍は中国軍の大軍に苦戦しますが、度重なる援軍によりこれを退け、日本軍は撤退していった中国軍を追撃。当時の首都である南京方面に軍を進めて行きます。

これも現地の軍が独断で行い後に上層部が追認したので、この辺も軍部の暴走みたく言われるんでしょうけど

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」

まあ、青島さんみたいな人がいたかどうかは分かりませんが…

中国軍は略奪や暴行、また破壊行為などを繰り返しながら撤退。これは中国軍の常套手段との事です。

程なくして日本軍は南京を包囲。12月6日、三方向から南京に攻め込みます。

南京戦

当然ながら意見は分かれましたが、中国側の作戦としてはじつは首都の南京を徹底死守するつもりはなく、南京ではあくまでも時間稼ぎ。日本軍が南京を攻めている間にさらに撤退し、重慶で防衛線を張ろうというものでした。つまり首都の南京を捨て駒にしても、最後に勝てばいいという考えです。

二か月後にはソ連からの援軍が送られる事も中国側に伝えられていました。

日本軍は南京城を包囲し投降を勧告。しかし期限までに反応がなかった事から総攻撃を開始します。

抵抗しながら撤退する中国軍を攻撃する際、日本軍がアメリカ艦隊を誤爆するという、半端ないパナイ号事件が発生。

これは日本側の謝罪と賠償を受け入れて頂いて解決しました。

「本当に申し訳ありませんでした!」

12月13日、日本軍により南京が陥落。その後も敗残兵の掃討を行い、やがて南京を制圧。南京攻略戦が始まってからわずか10日あまりで、ついに中国の首都を押さえるのでした。

とまあ、南京攻略までを簡単にいうとこんな感じなんですが…

「その中で日本軍による中国人の大量虐殺が行われた」

というのが南京大虐殺(南京事件)と呼ばれるものです。

東京裁判

南京事件は決定的な証拠という意味ではかなり証拠不十分で、何を裏付けにしようとどっち側の意見だろうと、いくらでも何とでも言えてしまうような状況です。

ただ証言などの状況証拠はある程度そろっていて、東京裁判でも承認されています。

つまり裁判で真実がすべて明らかになるのだとしたら、南京大虐殺はあったという事にはなります。

しかし必ずしも裁判で真実が明らかになる訳ではなく、判決はあくまでも裁判官の決定。特に東京裁判に関してはアメリカの意向次第でどうとでもなった訳で、「私は貝になりたい」は創作ですが、無実の罪で絞首刑なんていうのはいくらでも起こりえる状況でした。

東京裁判ではないですが南京軍事法廷でも百人斬りを競ったとされる将校二名が、本人たちは否定する中で死刑となっています。

真実は加害者以外なら、生死はともかく被害者とせいぜい目撃者ぐらいにしか分かりませんが、南京大虐殺の証言内容については信ぴょう性が怪しいモノも多くあります。

また被害者数に関しても年々増加して、3~4万人位から始まり現在では30万人との事。

南京大虐殺の有無はもはや誰に決められるものではないでしょうが、検証材料を幾つか取り上げてみましょう。

南京大虐殺の論争

南京大虐殺なんてものはなかったという否定派の意見

  • 当時の南京の人口は20万人なのに30万人を殺せる訳がない
  • 殺害は戦闘における正当性が認められる
  • 中国軍の兵士が行ったものが多分に含まれている
  • 反日プロパガンダ説

南京大虐殺はあったという肯定派の材料

  • 数々の証言
  • 数々の証拠
  • 裁判による結果

主だった所を上げるとこんな感じですか。

まず南京の人口が20万人というのは制圧した後に日本が調べて出した数字なので、20万人しかいないのに30万人を殺せる訳がないという主張は成り立たないかと。

まして30万人なんて殺せる訳がないと言っているだけに過ぎず、南京大虐殺がなかったという説明にはなっていません。

一方、住民に限らず当時の南京には50万人位はいたのではないかとの事なので、そこから逆算して30万人の被害者と言ってるなら一応の辻褄は合います。

50万人から20万人に減ってるだろうと。

しかしそれは中国側の主張ですし、大前提としてそういった数字にどこまでの信ぴょう性があるのかは、今となってはもう分かりません。

また南京大虐殺は全くなく、被害者もゼロという思い切った主張もあります。

これは興味深いもので、つまり日本軍が中国人を殺した事は否定しないとしても、それは通常の戦闘行為として認められる範囲だろうというもの。

中国軍は軍服を脱いで民間人に紛れる「便衣兵」というのが存在し、時にゲリラ戦を仕掛けて来たりもしていました。また武装蜂起して抵抗してくる民間人だって少なからず居たので、そうなるともう敵兵と民間人の区別もつかなくなります。

そういった者達を大量に捕らえて処刑したのであって、それを虐殺とはいえないだろうという訳です。便衣兵のような行為は国際法違反ですし、また日本軍には厳しい規律があり、南京城に入る際にも念を押されています。

自分が見た中で、後ろ手に縛られた捕虜を跪かせて後ろから次々と銃殺していく映像があるので、日本軍が中国人捕虜を殺害した事は間違いないとは思ってたのですが、どうやらそれも捏造のようです。

しかしそのような事実があったとしても、虐殺と指摘されているそのほとんどは、便衣兵やそれに間違われた捕虜に対するもので説明が付くのかなとも思われます。すなわち虐殺とは言えないだろうと。

最もそれを虐殺と主張するならそういう考えもあるでしょうが、民間人を捕らえて大量に殺害という事実は無いのかなと思います。

そして日本軍が行ったとされている犯罪の中には、中国軍の兵士が行った狼藉も多分に含まれている可能性が大きいです。

当時は漢奸狩りといって、中国人による日本に精通している自国民の殺害も多発していました。

ただ日本軍にしても、ちょっと腕を振り払っただけの人を殺したり、走って逃げ出した民間人を後ろから撃ったというようなケースだって十分あり得る状況です。

もちろんこれらは咎められるべき行為なんですが、一般兵は殺るか殺られるかの最前線にいて気が立っているし、上海では多くの戦友が亡くなっています。

証拠はないと言っても、多少の事はあったとしても不思議ではないと個人的には思います。

あくまでも個人的にはです。

日本兵の規律に対する意識の高さは言うまでもなく他国と比べて段違いですが、徴兵で招集した一般兵の中には、自分のようなクズが居ても不思議ではないと思う訳です。

そういった事以外でも、そもそも南京戦は何十万人もの人が住む大都市での市街戦。戦闘の巻き添えとなった民間人も多かっただろうし、それが不可抗力として認められるかどうかでまた変わって来るというのはあります。

あくまでも自分の考えとしてですが、南京で日本人が中国人を大量に殺害したのは事実。それを南京大虐殺というならそうでしょう。

ただそれなら南京以外でも全然やっていますし、繰り返しになりますが民間人を捕らえて大量に殺害という事実は無いと思っています。

それにしても捕らえて殺害した便衣兵と巻き添えとなった民間人を合わせても、30万人というのは桁がひとつ違うのではないかと思われます。

数々の証言と証拠

反日プロパガンダというのは言うまでもなく当然あるんですよ。自分たちを正当化する為、日本人は悪い奴らじゃないと困るといった連中がいるんです。

数々の証言すべてが反日プロパガンダとは思いませんが、証言には信ぴょう性の低いものも多いようです。

当時は南京安全区国際委員会なる宣教師を中心とした南京市民を保護する団体があり、ここの委員長であるジョン・ラーベの日記や、委員のジョン・マギーの記録映像に日本軍による悪行が記録されています(そういう事にされている)。

日記はともかく記録映像といっても、自分が見た限りでは戦場に転がっている死体や、被害にあったと思われる患者を病院で撮影したもので、肝心の民間人を捕らえて日本軍が大量に殺害したというようなシーンは全く収められていません。

なのでこれを大虐殺の決定的な証拠とは認めたくないというのが率直な感想です。

ジョン・マギーの子孫が言うには、この記録映像はジョン・マギーが命がけで南京から持ち出したものだそうで、南京大虐殺が無かったなんて言うのはナチスによるホロコースト(ユダヤ人虐殺)が無かったと言うのと同じくらいバカげているとの事でした。

そしてジョン・マギーは東京裁判でも数々の証言をしていますが、じつはほとんどが人から聞いたもので、自身が目撃したのは強姦の一件だけとの事です。

ただ逆にいうと少なくとも一件はあったという訳ですね。嘘か見間違えの可能性もありますが。

他にも日本人を含めて数々の証言があるのですが、中には明らかにその信ぴょう性が怪しいものもあり、どれも決定的な証拠にはなっていないのが現状ではあります。

証拠写真も一部、中国人による通州事件の写真が使われていたりして、そういった事が信ぴょう性の低い要因にもなっています。

しかしながら無かった事を証明するのは「悪魔の証明」といって難しい事なので、逆に大虐殺が無かったという証明も出来ていない訳です。

すべての証言が噓、すべての証拠(とされているもの)が捏造というのは現実的じゃないし、日本軍の総戦力約20万人ともいわれる南京攻略戦において、ただの一人も狼藉を働く兵がいなかったというのもちょっと無理があるような気がします。

そしてどのような証拠を提示されても、捏造だといってしまえばそれまでで真相は藪の中。大虐殺なんてものは無かったと主張する事も出来る訳です。

そして逆にでっち上げる事もまたしかり。

個人の見解を述べさせて頂けば、日本兵の多少の狼藉はあったろうけど、中国が主張するような大虐殺は無し。

南京が当時の首都で大都市だったので、後から反日プロパカンダとして特筆した話に尾ひれが付いたという感じだと思います。

ただ、取り敢えず東京裁判では南京での日本軍による犯罪はあった事になっているという事です…

本稿は受験勉強に役立たないので、学生の方は良ければ以下を参考に

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終わりに

いかがでしたでしょうか?

南京大虐殺については様々な論争があります。日本を中心に無かったという主張もある一方で、また数々の証言もあります。南京大虐殺があったかどうかは、もはや誰にも決める事は出来ないでしょう。

だから要はこういう問題は「何が真実か」より、自分が「どんな説を信じるか」なんだと思います。

しかしながら歴史を学ぶのならお伽話でも創作でも信じればいいし、都合のいい解釈だけしてればいいんです。でも歴史「に」学ぶなら、南京がどうかはともかく、決して目を背けてはいけない事実もあるんじゃないですかね。虐殺の定義なんていうのもまた嫌な話ですが。

ちなみに自分ですか?

自分は皇軍の名誉を信じますとも!!

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