日本の誕生 縄文から弥生へ

古代~室町

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日本という国がどのようにして形作られたのか。また日本人の祖先はどこから来てどのような暮らしをしていたのか。そのような事を考える機会はあまりないかもしれません。しかしながら古代というのは謎だらけで、大変ロマンに溢れています。

僅かな手がかりを探りながら、その時代の人々の暮らしを想像するのです。なにしろその辺に転がっている石ころも、もしかしたら石器時代の人が獣を捕らえる時に使ったものかもしれないのですから…

はじめにんげん ゴ ゴン ゴーン♪

…マンモスだー♪

旧石器時代から縄文時代へ

今から数万年前、北海道や九州などが大陸と地続きで、日本海は大きな湖のような地形でした。そして約1万年ほど前に氷河が解けて今のような日本列島が出来たといわれています。大陸と地続きだった頃も、獲物を求めてやって来た人達が暮らしていて、この頃は食料を求めての移住生活でした。

やがて北海道や九州の大陸と陸続きだった部分が海に沈み、現在の日本列島が形成されたといいます。大陸から獲物を追って来たものの、日本海によって大陸に戻れなくなってしまった人たちが日本人の祖先とみられていますが、この辺も諸説ありです。

3万年前ぐらいに台湾辺りから船のようなもので渡って来たとか、初めから今の日本列島に住んでいたという説もあります。まあ当然の事ながら、あらゆる説に絶対的な裏付けはありません。

日本人の祖先が大陸(中国)から渡ってきたなんて認めたくない方々や、朝鮮人とルーツが同じなんて冗談じゃないと思う方たちの主張も強めです。

それはさておき、この時代に使われていた物は打製石器といわれています。

これは石を砕いたりして握りやすくしただけの物で、この時代は旧石器時代と呼ばれています。

ちなみに1949年に初めて日本でこの旧石器が発掘されています。

これは相沢忠洋という人の発見で、初めは認められなかったのですが、後に旧石器と認定され、その事で旧石器時代に日本列島にも人が暮らしていた事が分かったのだとか。

今のような日本列島の形になった頃からが新石器時代。やがて人々が定住するようになり縄文時代となっていきます。

これは、網の目のような文様の土器が発掘された事でそう呼ばれていて、他にも土偶や竪穴式住居や貝塚などの遺跡も発掘されています。

使われるものも磨製石器といって、削って磨かれたり鋭利にした跡が見られます。

磨製石斧は旧石器時代にもすでに見られたという説もありますけど、まあよくある注目されたい学者さんのアンチテーゼですかね?

証明のしようが無いような事を、言ったもん勝ちみたいに主張してみるという…、おかげで歴史は諸説ありだらけですよ。

しかしながら、そんなものから定説が覆ったり、真実が明らかになったりする事も、あると言えばある…場合も、無いとも言えない…事もないような…

どないやねん!?

縄文時代から弥生時代へ

紀元前5世紀ぐらいに大陸から稲作が伝わったとされ、色々と工夫されながら発展していきました。食料を貯蔵しておく高床式倉庫も作られていて、これはネズミ返しの仕掛け等を学校で習った事を覚えている方も多いかと思います。

この時代を弥生時代と呼びますが、土器が東京の弥生町で発掘された事でそう呼ばれるようになりました。

やがて協力しながら稲作を行うようになり、集落も大きくなるとそれをまとめる長のような人も出てきます。貧富の差も生まれ、そして人々は水や土地を求めて争うようになっていきました。

この時代の様子はこういった出土品や遺跡などから想像するしかないのですが、資料としては当時の中国の文献にも見られていて、「漢書」「後漢書」の中で少しだけ当時の日本の様子について触れられています。

いくつかの国に分かれて争っていたとの事で、当時の日本の人口は約60万人程度といわれていますので、この場合の国というのも大きめの集落といった感じでしょうか。

そんな国のひとつの奴国が、漢に貢物を持って訪れている事が記録に残っています。

ちなみに漢からその奴国の使者が金印を授かっているとの事なのですが、その金印が見当たらないので、長らくその話は信じられていませんでした。

しかし江戸時代に今の福岡で、甚兵衛という農民の方によって田んぼの中から、偶然それと思われる金印が発見されたとの事で、これには「漢委奴国王」と刻まれていました。漢が奴国をその土地の王として認める、というような意味です。

こうして歴史に信憑性が生まれる訳です。

日本書記と古事記

しかしそんな歴史と並行して、日本には独自の伝承というものがあります。それは日本神話と呼ばれるものです。

日本神話はその時代の文献という訳ではないのですが、「日本書紀」と「古事記」に書かれています。

日本書紀と古事記は、天武天皇の時代に日本の成り立ちや歴史を嘘偽りなく示し、後世にも伝える事が目的で編集された物です。世界に類を見ない日本の歴史書で、特に日本書紀は日本の正史となっております。

そこに書かれている事は真実との事なので、日本には「ヤマタノオロチ」と呼ばれた八つの頭と八つの尻尾を持つ怪物が生息していたのも間違いない事になります。

え…、マジで…⁉

終わりに

いかがでしたでしょうか?

地球が誕生して以来、大陸も少しずつ形を変えながら現在のようになった訳です。日本の始まりに関してはこの辺で終わりにしてもいいのですが、次回は日本神話のほうの日本列島の誕生をお伝えします。

ぷっ…、あ、うっかっり笑ってしまいましたけど、これはロマンなんですよね!!

だからやりますよ。

なぜならそれがロマンだから!!

ちなみに、縄文っぽいのを「古モンゴロイド」弥生っぽいのが「新モンゴロイド」とかいいますが、これは簡単にいうと濃い感じのが古モンゴロイド、あっさりしたのが新モンゴロイドという事です。

今風でいうとソース顔と醤油顔って感じですかね。

更に言うと耳の中が湿ってる(取れた耳垢)のが古モンゴロイド、乾いてるのが新モンゴロイドというのだけど…

わざわざ耳の中確かめるまでもなく見た目で分かるわ!!

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