もう地味とは言わせない 室町時代 応仁の乱

古代~室町

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くじ引きで決まった将軍、足利義教でしたが意外な活躍を見せました。ただ、行き過ぎた強行姿勢により大名たちの反発を招き、赤松氏の勢力により殺害されます。山名持豊(後の宗全)などの活躍で首謀者とされる赤松満祐を自害に追い込みますが、将軍の跡取りに苦慮する事になりました。

細川氏の実権のもと8歳の義成が将軍になりますが、この義成が成長し「足利義政(あしかがよしまさ)」となり、やがて室町幕府に大混乱をもたらす事になるのです。

熟女好きの若将軍 足利義政

この義政は熟女好きで、自分の乳母を好きになってしまいます。その後も周りの年上女性にばかり興味を持つので、跡取りの事も心配な側近たちは義政に若い女性をあてがいます。

中々若い娘には興味を示さない義政でしたが、一応20歳の頃に日野富子という年下の女性と結婚。若い娘に目覚めたのかは分かりませんが子供が出来ました。ただ最初の子は男児でしたが早世。その後、女児は生まれるも男児が誕生せず、さらに義政は政治にもさほど関心を示さず遊んでばかりでした。

そこで細川勝元を後見人とし、出家した弟の義尋を養子に迎え、いずれ義政の跡を継がせる事にします。義尋はまだ二人に息子が生まれる可能性を考え渋りますが

「息子が出来ても出家させて跡は継がせない」

というので、還俗(俗人に戻る)して義視(よしみ)を名乗ります。

ところが、このように話がまとまったすぐ翌年には男児が誕生するのです。

義政さん…

「だから嫌だって言ったのに…」と義視の声が聞こえてきそうです。ただ、どうあれ義視に跡を継がせる約束をしたのだから、本来であれば問題はないはずですね。しかし待望の男児が誕生した富子は、実子である義尚(よしひさ)に跡を継がせたい訳です。

困った義政さんはそれでも将軍としてビシッと自分の意見を通せばよかったんですが、なんと家出をしてしまうのです。

おいおい…

応仁の乱

義政はすぐ戻りましたが、富子は有力者である山名宗全を義尚の後見人にします。こうして「義視&勝元」と「富子&宗全」の派閥が出来上がってしまい、この事はやがてちょっと笑い話ではすまない事態になっていきます。

同じ頃、管領の畠山家でも従兄弟の間で家督争いが起こっていて、兄の政長(まさなが)には勝元、弟の義就(よしなり)には宗全がそれぞれ味方に付いていました。畠山兄弟の武力衝突は時間の問題という事で、ここは義政も勝元と宗全を呼び出し、手出し無用と釘を刺します。

1,467年、ついに畠山兄弟が衝突。勝元は義政の命令を守り手出しはしなかったのですが、宗全は義就に援軍を出します。その事で義就軍が優勢になり政長は敗走しました。しかし同年、今度は勝元の細川軍が宗全の山名軍を攻撃。

こうして将軍家と畠山、両家の跡目争いを原因として始まる戦いを「応仁の乱」といいます。

この戦いは両軍入り乱れ、足軽と呼ばれる者達の略奪行為も横行。全国から武士が集まり、戦場となった京都はやがて焼け野原のようになってしまうのです。

1,473年には、宗全も勝元も亡くなり翌年には両家の間で講和が結ばれます。同年、義政は実子である義尚に跡を譲り隠居。地方から参戦していた武士も、自分の領地で反乱が起こったりして徐々に引き上げていきました。

こうして次第に終息していき1,477年、じつに11年に渡る戦いは、勝者もはっきりしない形で幕が引かれるのです。ちなみにしつこく争っていた畠山兄弟も、一揆が起こってどちらも追放されてしまいました。

義政だけが悪い訳ではないにしろ、もう少し将軍としてしっかりしていたらこんな事にはなってなかったのかもしれませんね。

東山文化

しかし、そんな義政も文化人としては評価が高く、義満の時代の北山文化に対して、義政の時代は東山文化といわれています。金閣寺に対抗するように銀閣寺を建てていますが、その建築様式は現代の日本家屋の造りの原型にもなっています。

庶民的な文化ともいわれ、日本の美意識である「わび さび」の影響が強いのも特徴です。「浦島太郎」や「一寸法師」などが有名な「御伽草子」も庶民の間で楽しまれました。

その後、室町幕府の影響力は次第に弱まり、代わりに各地の大名が我先にと名を挙げ、やがて戦国の世へと突入していくのです…

終わりに

いかがでしたか?

ハッキリしない将軍の態度によって、将軍家のお家騒動が勃発。そうして始まった応仁の乱は10年以上続き、京都を焼け野原にしてしまうのでした。ただ将軍としては残念な義政でしたが、立場が違っていたら…。適材適所って大事なんだなって思いますね。

ちなみに室町幕府は1,573年に織田信長によって終止符が打たれます。

けっこう持ちこたえましたね!

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